パワーストーン

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霊感のあるパワーストーンを持つ霊感のない私

以前、四国の八十八箇所めぐりに行った人が、お土産でパワーストーンの数珠ブレスレットをくれたことがありました。
その人は「これは八十八箇所巡って守ってくれるものを入れてきたから、大事にしなさいよ。」と言って、それをくれました。
私は言われたとおり、自分なりに大事にして身に着けていましたが、いつしかそのパワーストーンの色が変わってしまったのです。
汚れたのだと思い、洗剤をつけて洗ってみたりしたのですが取れません。
どうしようかと思って家に置いて出かけた日、ばったり偶然にその人に会ったのです。
そこでその人に謝ろうと思い、声をかけたところ「大事にしなさいって言ったでしょう。どこに行ったのよ。」と言われてしまいました。
意味がわからずにぽかんとしていると、その人は畳み掛けるように、こう付け加えたのです。「身代わりになってくれたんだよ、石が。」と。
私はその人に状況を説明しました。
汚れてしまって、しかも汚れが取れなくて、今日家に置いてきただけで、昨日まではきちんと身に着けていたこと、どうして汚れたのか心当たりがないということも。
その人は、全てお見通しとでも言わんばかりに「それは石が身代わりになって傷ついたからだ。問題が解決すればその石の汚れも取れるかもしれないよ。」と言いました。
私はよく理解出来ないまま、お互い時間があまり無かったので、その場は別れました。
家に帰ってブレスレットを見ると、朝よりもっと汚れているような気がしました。
あの人と、あんな会話をしたからなのか、それがただの汚れに見えなくなっていたのです。
会話の意味がよくわからないまま、しかし身代わりになってくれたという言葉が気になり、汚れたままのブレスレットを再び身に付けて過ごすようになりました。
そしてしばらく後、気がついたらブレスレットは何もしなくとも汚れが綺麗になっていました。
とても不思議でした。
そのまま、またしばらく過ごしていると、今度は石が割れてしまいました。
しかも、割れた石の表面はつるつるなのです。
中だけが割れるなんてことがあるのかと、数年前の汚れを思い出しました。
そうすると、また数年ぶりにブレスレットをくれた人に偶然会ったのです。
その時はそのブレスレットを着けたままでした。
「これはもうだめだ。身代わりになって、修復不可能な傷を負ってしまったということだから。これはもう預かるよ。」と引き取っていってしまいました。
その代わり、その人が身に着けていたブレスレットを「貸して」くれました。
すると、数日後、その人にまた偶然会ったのです。
「つぎのお守りが出来たから、また会えると思っていたよ。」と言われました。
「今度こそ大事にするんだよ。」と言われました。
私は、どこにもぶつけたり落としたりしていないのに、中だけ割れるなんてことがあるのかとまくしたてると、少し説明してくれました。
私が霊的なアクションに気付かずにいるので、霊は私にまとわりついていても仕方が無いと悟ってすぐどこかへ行ってしまう。
でも、どうしても何かを伝えたい場合、気付かないなら仕方ないと体調をこわしたりするという形で訴えてくる。
それをブレスレットが受け取って、私の代わりにダメージを受けた。
汚れや傷はそれが原因だから、洗剤じゃ取れないと。
私にそこまでして誰が何を伝えたいかは、今回は重要なことではないと。私は少し怖くなったので、詳細まで知りたくなくなってしまいました。
でも大事にしていたことは強調すると「だから君が助かったんだから、わかってるよ」と言われました。
パワーストーンは私よりも霊感があるのか、と何とも不思議な感覚を覚えました。
霊感のない私の、少し不思議な体験でした。